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世界大会優勝 日本人初の快挙

Coppa d’Oro 2025

当店「ジェラテリアココ」のオーナー・佐久間康之は、2025年にイタリアで開催された国際ジェラート大会「コッパ・ディ・オーロ」において、日本人として初めて優勝を果たしました。

コッパ・ディ・オーロは、1959年に創設された、歴史のある国際ジェラート大会です。

ジェラート発祥の地・イタリアで開催され、欧州の名店をはじめ世界各国からジェラート職人が集まるこの大会は、「ジェラート界のオスカー」とも呼ばれ、権威ある舞台として知られています。


初出場で優勝という快挙を達成したことで、現地でも日本でも話題となり、多くの祝福をいただいています。
日本人の入賞自体も17年ぶりのことで、さらに優勝トロフィーが日本、アジア圏にもたらされたのは大会史上初です。

新潟県三条市の小さなジェラテリア「Gelateria COCO」の名が世界に発信され、スタッフやお客さまたちもみんなで喜んでくれています。

私が大会で不在の間もお店を支えてくれるチームCOCOのスタッフたちがいてくれるから、こうして新しいことにチャレンジできています。チームの力でこの賞にたどり着けたことがこの上なく嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

イタリアに帯同し最後までサポートしてくれていた妻と、お店の名前の由来にもなっている娘と一緒に登壇しトロフィーをもらえたことも、胸が熱くなる経験でした。

現在、トロフィーは店頭に展示しています。お客さまにも見ていただき、声をかけていただくことがさらなる励みになっています。




受賞作品
マンゴーフロマージュブラン

コッパ・ディ・オーロでは、大会ごとにテーマが設けられ、約9か月前に発表されます。
2025年大会のテーマは、「マンゴーの水系ソルベ」でした。大会までの間、マンゴーの水分率や固形分率を細かく分析し、「マンゴーらしさ」が最も引き立つ理想的なバランスを追求しました。

材料の配合を0.1g単位で調整し、なめらかな口どけと、マンゴー特有の果肉感、しっかりとした食べごたえにこだわりました。

受賞後、審査員の方から「パーフェクトな配合だった」と声をかけていただきました。試作を重ねてたどり着いた味が評価され、これまで迷いながら積み重ねてきたことが、初めて確かな手応えにつながりました。
ジェラートの本場イタリアで、ジェラテリアココのジェラートを認めていただけたことを誇りに感じています。

現地で作るからこそ、実力が試される

研究に研究を重ねて完成させたジェラートですが、大会の経験も少なく、優勝経験もなかったことから、受賞への確信は持てず、最後まで手探りの挑戦でした。

しかし「誰より研究した!やりつくした!」と言える仕上がりだったので、どんな結果になっても受け止め、勉強して帰ってこようという気持ちで大会に臨みました。

コッパ・ディ・オーロでは完成したジェラートを持ち込むのではなく、現地で用意されたマシンを使い、その場でジェラートを作ります。審査では味わいや香り、食感やテーマの表現力など総合的に評価されますが、限られた設備と時間の中で思いどおりのジェラートをつくることは、簡単ではありません。普段の技術だけでなく、経験や応用力が試されることが、この大会の難しさであり、面白さでもあると思います。

日本から持ち込めないフレッシュレモンなどの一部の材料は現地のマーケットで調達しましたが、日本のものより酸味が強く、その場で砂糖の配合を調整し直す必要がありました。最後まで気を抜けない緊張感も、この大会ならではでした。

会場のジェラートマシンを使って完成させた後は、もう審査員たちに評価を任せて祈るしかありません。

しかし結果が出るまでの待ち時間に、他のマエストロが「あのジャポネーゼがつくったジェラート、味見したらおいしかったぞ!」と話題にしてくれていて、世界の職人たちからそんなふうに言ってもらえて、その時点ですごく嬉しかったです。

世界一の味で、100万人を笑顔に

優勝作品「マンゴーフロマージュブラン」を、大会と同じレシピで提供しています。優勝のニュースを聞いてたくさんのお客さまが食べに来てくださり「最高においしい完熟マンゴーを食べているみたい」とご好評をいただいています。

2種類のフレーバーを選べるダブルサイズが人気で、マンゴーフロマージュブランと他のフレーバーとの組み合わせを楽しむお客さまも多く、新潟名物の笹団子や越後姫など、ジェラテリアココならではのフレーバーにも注目が集まっています。

オンラインショップからもお取り寄せいただけますので、イタリアで認められた世界一の味を、ぜひ全国のお客さまにも味わっていただけたら嬉しいです。